そもそも西検とは?

西検ことスペイン語技能検定試験は、1973年に創設された日本語話者向けの歴史のあるスペイン語試験です。

試験は夏と冬に2回あります。

立岩 礼子(著), 伊藤 ゆかり(著)
出版社: 南雲堂フェニックス(2006/7/1)、出典:amazon.co.jp

 

西検に受験資格はありません。誰でも受けられます。

あの有名な英検とは異なり、「6級」から「1級」までの6段階の級位が設けられています。

大きな特徴としては、スペインの運用能力を測る試験であることです。

例えば、試験ではマークシートのみではなく、スペイン語訳や和訳の問題も出題されます。

 

また文部科学省の後援を得ている、日本語話者向け、唯一のスペイン語能力試験です。

さらに、世界的にもスペイン語を第二言語または第三言語として、学習する人も増えています。つまり、世界的にもスペイン語を学習する価値は高まっていると言えるでしょう。

 

スペイン語検定(西検)の記入方法

 

記入方法ですが、下記のように書くと良いでしょう。

令和N年N月N スペイン語技能検定N 合格

ここで注意したいことは、取得した年月日を正確に記入することです。

どの資格を記載する際にも、当然のことですが、資格の名称は正確に記入しましょう。

というのも、スペイン語の能力試験は、今回紹介している「スペイン語技能検定」の他に、「Deleスペイン語検定」という全く別の試験が存在します

自分が履歴書に書こうとしている試験はどちらなのかよく確認するようにすべきでしょう。

立岩 礼子(著), 伊藤 ゆかり(著)
出版社: 南雲堂フェニックス(2006/7/1)、出典:amazon.co.jp

 

西検が評価される業界・職種!

 

西検はその名の通り、スペイン語の試験なので、スペイン語が使われるであろう職種への就職がターゲットになります。

しかし、西検は日本国内発祥の試験なので、たとえスペイン語圏への就活であっても、評価してもらえるかは不透明です。つまり、西検が有効に働くのは国内企業への就活においてだと考えます。

 

スペイン語圏への就職や転職を目指すなら、スペインの国営組織である「インスティトゥト・セルバンテス」が実施するスペイン語検定「Deleスペイン語検定」の取得を目指しましょう。

西検がアピール材料になる業界は、航空・観光業界です。

国際線を持つ航空会社なら、スペイン語圏出身の利用者と関わる機会が多いので、スペイン語のコミュニケーション能力が要求されます。それ以外にも、日本を訪れたスペイン語話者に応対することもあるでしょう。

スペイン語は英語のように必須の言語ではないので、英語にプラスαとして、西検を取るという形をお勧めします。

 

世界的な公用語としては、英語が圧倒的に強いので、航空業界などでは英語はできて当然とされます。ですから、西検一本で勝負するということは控えるべきでしょう。

TOEICなどの英語試験のスコアを取った上で、プラスαとして西検に挑戦すべきです。

 

次に、通訳業・翻訳業が挙げられます。

スペインの雑誌や本などを翻訳したり、スペイン語圏の観光客の通訳をします。これには高いスペイン語の能力のほか、高い日本語の表現能力も問われます。

 

 

立岩 礼子(著), 伊藤 ゆかり(著)
出版社: 南雲堂フェニックス(2006/7/1)、出典:amazon.co.jp

 

就職活動で評価されるのは何級からなのか、当該級のレベル

 

ずばり、就活でアピールするなら、5級か4級を目指しましょう!

 

では、5級や4級はどの程度のスペイン語力を証明するのでしょうか。

西検の公式サイトに各級のレベルについて記載があったので、紹介します。

5級:スペイン語の4技能「読む、書く、聞く、話す」の基本を理解し、日常生活において平易な受け答えが可能

4級:スペイン語の4技能「読む、書く、聞く、話す」を活用し、日常生活において状況に即した受け答えが可能

5級や4級は、決して簡単ではありませんが、努力をすれば可能でしょう。

翻訳業や通訳を目指すなら、上記では不十分でしょう。これらの職種ではかなり高いスペイン語運用能力が求められます。よって翻訳業や通訳を目指すなら、1級を目指しましょう。

 

1級は西検のサイト曰く、「社会生活の全般にわたってスペイン語を運用でき、専門的業務に携わることが可能」とされています。また、1級を取得することで全国通訳案内士試験の外国語受験科目が免除されます。

特に通訳を目指すなら、西検1級はおすすめです。

 

他の級については、西検の公式サイトに詳しく書かれているので、参考にしてください。

 

 

スペイン語検定(西検)の履歴書の書き方のまとめ

 

 

ここまで、西検の履歴書への記入方法、就職に役立つのか、そしてどの級からなら履歴書に書けるのか、について解説してきました。

 

  • 記入方法:令和N年N月N スペイン語技能検定N 合格
  • 西検は、国内の航空・観光業界、通訳・翻訳業への就職で役立つ可能性アリ!
  • スペイン語より英語資格を優先しよう!
  • 西検を就活で使うなら、2級以上はマスト!

 

どうしても西検で級を取ることが難しい場合は、他のスペイン語試験に戦いの場を移すのもアリです。

 

結局のところ、西検もTOEICも手段でしかありません。

 

自分が高得点を取りやすい試験が就職活動でスペイン語力のアピール材料となるならば、その試験で高いスコアを取ることを目標にしましょう。健闘を祈ります。

立岩 礼子(著), 伊藤 ゆかり(著)
出版社: 南雲堂フェニックス(2006/7/1)、出典:amazon.co.jp