色彩検定の難易度はどれくらい?1級、2級、3級、UC級の難しさを徹底比較!

色彩検定には、趣味で取得するのにおすすめの3級や仕事に活かせる1級など、いくつかのレベルの級が存在しています。
レベルに合わせてさまざまな人が受験している色彩検定ですが、それぞれの級はどれくらいの難易度の試験なのでしょうか。

そこで、本記事では色彩検定の難易度について紹介します。

色彩検定の級について

色彩検定では、「感覚」や「センス」で語られることの多い「色」を理論的・体系的に学び、理論的な色彩の実践活用能力を身につけることができます。一般の人からプロまで幅広い受験者層がいる文部科学省後援の資格です。

1級、2級、3級とUC(色のユニバーサルデザイン)級の4つのレベルに分けられています。UC級は2018年の冬期より新設されました。どの級でも実務経験は必要なく、テキストの内容の理解で合格できる試験です。

合格率は1級が50%以下、それ以外が60〜80%です。試験は公式テキストに準拠した内容で出題されるもので、センスやアイデアを評価する問題は出題されません。しっかりと勉強をしていれば合格できる試験です。

出題範囲




出題範囲は以下の通りです。
1級、2級、3級では範囲が重なっている部分もあります。
そのため、下の級から受験していくと、上の級で少し難しい内容になっても勉強をスムーズに進めることができます。

1級 2級 3級 UC級
・色彩と文化

・色彩調和論

・光と色

・色の表示

・測色

・色彩心理

・色彩とビジネス

・ファッション

・景観色彩

・色野ユニバーサルデザイン

・光と色

・色の表示

・色彩心理

・配色イメージ

・ビジュアル

・ファッション

・インテリア

・景観色彩

・慣用色名

・色のはたらき

・光と色

・色の表示

・色彩心理

・インテリア

・色彩調和

・配色イメージ

・ファッション

・慣用色名

・色が見えるしくみ

・ユニバーサルデザイン

・色覚の多様性

・高齢者の見え方

など



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出典:出版社HP

色彩検定の難易度

1級はやや難、それ以外は普通かやや易くらいのレベルです。

1級

1級の試験内容は、色彩実務担当者として色彩設計に携わることができるレベルの内容です。色に関する仕事をしている人が色彩を提案する力を身につけるために受験することもあります。
一発合格をすることはやや難しいですが、それぞれの試験は普通レベルでしょう。

2級

2級の試験は、実務に応用できるレベルの色彩調和について学びたい人におすすめの内容です。配色や照明についても学ぶことができるので、インテリアに関する仕事をしている人が受験する場合もあります。
また、3級を受験したことがある人であれば基本ができているので、より早く知識を吸収できます。

3級

3級は、色を初めて学ぶ人におすすめの内容です。基礎知識や日常ですぐに役立ちそうなものばかりなので、初学者はまず3級から学習を始めると良いでしょう。
公式テキストを理解すれば合格できる試験で、内容自体も色の分類や色のはたらきなどの簡単なことばかりなので、1ヶ月くらい勉強自担を取れば合格できるくらいまでになるでしょう。

UC級

UCには、「色覚の多様性に配慮した、誰もが見やすい色使い」という意味があります。この試験では色覚の多様性に関する知識を深めることができます。
内容はユニバーサルデザインや色覚の多様性などのことで、2級や3級を受験したことがある人だとそれほど対策をしなくても合格レベルに達するという人も多いです。試験は3級よりも少し簡単というレベルです。

色彩検定の難易度のまとめ

本記事では、色彩検定の難易度について紹介しました。

合格率が高くてもどんなに簡単な問題でも不合格になる場合もあるので、手を抜かずに対策をしておきましょう。

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