「陸上特殊無線技士の勉強方法が知りたい」

「陸上特殊無線技士のおすすめの参考書が知りたい」

 

そこで本記事では、陸上特殊無線技士の合格を目指す上でおすすめの参考書をご紹介していきます。

 

陸上特殊無線技士について

陸上特殊無線技士は、無線機の使用や無線局の保守・点検などを行う際に必要となる資格です。上位資格に、陸上無線技術士があります。

 

無線の資格と言われてもどのようなシーンで使えるのかイメージがつきにくいかもしれませんが、タクシー無線や最近ではドローンの操作など身近なところでも必要になるため、取得しておくと役に立つことがあるかもしれません。

 

それでは、陸上特殊無線技士の試験概要に関して以下にまとめていきます。

 

3級 2級 1級
試験方式 四肢択一式

(CBT方式)

多肢選択式

(マークシート方式)

問題数 [工学] 12問

[法規] 12問
[工学] 24問

[法規] 12問
試験時間 60分 180分
受験料 5,600円 6,300円
合格基準 [工学] 40点/60点以上

[法規] 40点/60点以上
[工学] 75点/120点以上

[法規] 40点/60点以上

 

陸上特殊無線技士の試験は1〜3級に分かれています。級が上がるほど取り扱える無線への制限が緩和されます。いずれの級にも受験資格は設けられていないので、どなたでも受験することが可能です。

 

試験方式は、2・3級ではCBT方式というパソコンを使って行われる方式に変更になったのに対して、1級では引き続きマークシート方式が採用されています。

 

試験科目は、「工学」と「法規」の2科目に分かれていますが、試験時間内に両科目を解く必要があるので時間配分には十分注意しましょう。

 

合格基準は、科目ごとに満点の6〜7割程度になるように設定されています。合格には「工学」と「法規」の両科目で基準点以上の得点が必要です。

 

続いて、陸上特殊無線技士の合格率を見てみましょう。

 

【合格率】

2020年 2019年 2018年 2017年 2016年
3級 85.9% 89.0% 89.7% 89.4% 89.4%
2級 84.5% 73.9% 73.1% 74.2% 74.0%
1級 42.6% 34.6% 37.3% 31.6% 29.5%

 

合格率を見てみると、3級で90%程度、2級で70%程度と難易度としては易しい資格であると言えます。

 

ただし、1級になると難易度が上がり、合格率も30〜40%程度まで低下します。初学者の場合は3級か2級からの段階を踏んだ受験もおすすめです。

 

陸上特殊無線技士の対策ポイント

陸上特殊無線技士に合格するために必要な勉強時間は1級で120〜150時間程度と言われています。学習期間にすると2〜3ヶ月程度です。

 

それでは、陸上特殊無線技士の対策ポイントについて見ていきましょう。

 

陸上特殊無線技士では、2・3級と1級で問題の傾向がかなり異なります。「工学」科目の問題数が1級になると24問に倍増するため、計算問題の問題数が増えます。そのため、1級では計算問題にどれだけ対応できるかが非常に重要になります。高校数学レベルを前提とした問題が出題されるので、場合によっては数学の振り返りが必要です。

 

科目は2科目ありますが、勉強順としては工学→法規の順番がおすすめです。法規の内容の中には工学の知識が絡んだものもあるため、先に一通り工学の内容を学んでおくと法規の内容もスムーズに入ってきやすいのではないかと思います。

 

問題の傾向としては、過去問の類似問題からの出題が多いです。そのため、問題演習などは過去問を使って行うことをおすすめします。

 

そして1番重要なのは、工学と法規の両方を満遍なく勉強するということです。陸上特殊無線技士では、科目ごとに基準点が設定されていて、両科目で基準点を超える必要があります。また、どちらかが合格点に達していたとしても、次回以降の科目免除制度もありません。苦手分野も放置せず、解けるようになるまで繰り返すことが大切です。

 

陸上特殊無線技士のおすすめ参考書

それでは、陸上特殊無線技士の対策におすすめの参考書をご紹介します。

 

1.やさしく学ぶ 第三級陸上特殊無線技士試験(改訂2版)

吉村 和昭 (著)
出版社 ‏ : ‎ オーム社、出典;出版社HP

 

試験に出る内容に絞って、わかりやすく解説したテキストになります。専門知識が多くわかりにくい工学分野も丁寧に説明されているので、初学者におすすめです。改訂2版では近年出題が増加しているデジタル関係の問題にも対応しています。

 

2.第三級陸上特殊無線技士 法規/無線工学 (無線従事者養成課程用標準教科書)

一般財団法人情報通信振興会 (編集)
出版社 ‏ : ‎ 一般財団法人情報通信振興会、出典;出版社HP

 

陸上特殊無線技士は、国家試験のほかに養成講座を受講することでも取得が可能ですが、その養成講座で使われている教科書です。試験の頻出問題かどうかに関わらず、網羅的に学びたいという方におすすめです。

 

3.やさしく学ぶ 第二級陸上特殊無線技士試験(改訂2版)

吉村 和昭 (著)
出版社 ‏ : ‎ オーム社、出典;出版社HP

 

3級で紹介したやさしく学ぶシリーズの2級版です。2級版でもやさしく丁寧な解説がされています。この本のみで満点合格できたとの声もあり、1冊で試験対策を完結させることができるところもポイントです。

 

4.第2級陸上特殊無線技士国試 要点マスター

魚留 元章 (著)
出版社 ‏ : ‎ CQ出版、出典;出版社HP

 

試験に出やすいキーワードをまとめ、短期合格が目指せるテキストです。サイズもコンパクトなので持ち運びやすく、隙間時間の勉強にも活躍します。

 

5.第二級陸上特殊無線技士試験問題集 (合格精選240題)

吉村 和昭 (著)
出版社 ‏ : ‎ 東京電機大学出版局、出典;出版社HP

 

問題文が書かれているページの裏面に解説が掲載されていて、学習しやすい構成になっています。途中式も省かず記載されているので途中でわからなくならない点もポイントです。

 

6.やさしく学ぶ 第一級陸上特殊無線技士試験 改訂2版

吉村 和昭 (著)
出版社 ‏ : ‎ オーム社、出典;出版社HP

 

やさしく学ぶシリーズの1級版です。教科書と問題集の中間ぐらいに位置したテキストで、バランス良く試験対策をすることができます。

 

7.第一級陸上特殊無線技士問題・解答集 過去10年分のよく出る問題を厳選!

QCQ企画 (編集)
出版社 ‏ : ‎ 誠文堂新光社、出典;出版社HP

 

過去問の中から頻出の問題を選抜して解説してあり、難しい問題には正答のポイントが「ヒント」「ワンポイントアドバイス」として記載されています。2年に一度改訂が行われているため、最新問題への対策も可能です。

 

8.第一級陸上特殊無線技士国家試験 計算問題突破塾 第2集

吉村 和昭 (著)
出版社 ‏ : ‎ 東京電機大学出版局、出典;出版社HP

 

1級の試験では計算問題への対策が欠かせませんが、本書は計算問題のみに特化したテキストのため、重点的な対策が可能です。一般的な解き方だけでなく、簡易な解き方も掲載されているので、理解しやすい解放を身につけることができます。

 

陸上特殊無線技士のおすすめ参考書のまとめ

いかがでしたでしょうか。ここでは、陸上特殊無線技士のおすすめ参考書をご紹介しました。

 

陸上特殊無線技士は携帯の基地局の保守・点検など現代に欠かせない職種を担っており、今後も需要は高まっていくと考えられます。

 

是非この機会に陸上特殊無線技士の受験を検討してみてはいかがでしょうか。