【比較】電卓に関する検定試験は何がある? – いわゆる電卓検定とは?



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電卓を使用する検定試験はどんなものがあるかご存知でしょうか?

電卓検定試験というものは実際には存在しませんが、電卓計算能力検定か電卓技能検定を指す場合が多いです。

またその他にも電卓の操作スキルを測る検定試験はあります。ここでは上記2つをあわせて4つご紹介します。

 

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出典:出版社HP

 

電卓の検定種類、比較(段・級・価格・特徴)

 

電卓技能検定

一般財団法人日本電卓技能検定協会の主催で行われています。電卓操作の迅速性並びに正確性の判定をする試験です。

 

段位・級 種目 内容 制限時間 受験料(税込)
段位 乗算の部(100問) 各部とも一般計算、小計、合計、構成比率の算出。乗算・除算の一般計算は、無名数問題と名数問題。見取算に負数問題2問。 40分間 2,600円
(名人・範士・教士・正速士・速士・正士)
除算の部(100問)
見取算の部(60問)
伝票算の部(60問)
1・2級 乗算の部(50問) 各部とも一般計算、小計、合計、構成比率の算出。乗算・除算の一般計算は、無名数問題と名数問題。見取算に負数問題1問。 2,100円
除算の部(50問)
見取算の部(30問)
伝票算の部(30問)
3・4級 乗算の部(50問) 各部とも一般計算、小計、合計、構成比率の算出。一般計算は、整数問題。 1,600円
除算の部(50問)
見取算の部(30問)
伝票算の部(30問)
5・6・7級 乗算の部(50問) 各部とも一般計算、小計、合計、構成比率の算出。一般計算は整数問題。 30分間 850円
(認定団体のみ)
除算の部(50問)
見取算の部(30問)

 

電卓計算能力検定試験

公益社団法人全国経理教育協会の主催で行われています。乗算、除算、見取算、複合算、伝票算など、ビジネスに欠かせない電卓のスキルを客観的に測定することができる試験です。

段位・級 種目 制限時間 受験料(税込)
段位 乗算の部
除算の部
見取算の部
複合算の部
伝票算の部
50分 3,000円
1級 2,000円
2級 1,800円
3級 1,500円
4級 40分 1,200円

 

ビジネス計算実務検定試験

公益財団法人全国商業高等学校協会の主催で行われています。そろばんや電卓を利用し、実務計算処理能力を判定することができる試験です。令和3年度までは「電卓実務検定試験」という名称で開催されていました。

段位・級 種目 内容 制限時間 受験料(税込)
1級 乗算の部
除算の部
見取算の部
売買・損益の計算(手数料の計算を含む)
単利計算(積数法の計算を含む)
手形割引の計算(100円未満に利息をつけない問題を含む)
複利計算 (単利法・真割引法を含む)
減価償却費の計算
※「保証率」「改訂償却率」の出題は当面しない
複利年金の計算
旧 選択問題A の内容
証券投資の計算
旧 選択問題Bの内容
30分 1,000円
2級 乗算の部
除算の部
見取算の部
割合に関する計算
貨幣換算
度量衡の計算
売買・損益の計算
(手数料の計算を含む)
単利計算
手形割引の計算
複利計算(1級より)
(数表を用いて計算する)
減価償却費の計算(1級より)
減価償却費の計算(1級より)
(作表の出題も含む)
3級 乗算の部
除算の部
見取算の部
割合に関する計算
貨幣換算
度量衡の計算
売買・損益の計算
単利計算

 

電卓オペレーション検定試験

一般社団法人全国検定教育復興会の主催で行われています。タッチメソッドの技術や機能活用の能力を判定することができる試験です。また、採点をコンピューターで行うことによって、正しく読みやすい数字を判定することができます。

段位・級 種目 制限時間 受験料(税込)
1級 乗算の部
見取算の部
除算の部
複合算の部
伝票算の部
50分 1,500円
2級 1,300円
3級 1,100円
4級 乗算の部
見取算の部
除算の部
複合算の部
5級 乗算の部
見取算の部
除算の部

 

 

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出典:出版社HP

 

 

電卓の検定の履歴書の書き方は?

履歴書に書く際は、正式名称で書きましょう。今回は電卓技能検定を例に書き方をご紹介します。

 

(例)

「日本電卓技能検定協会主催電卓技能検定○級(段)」

 

履歴書の記入欄に収まらない場合

(例)

「電卓技能検定試験○級/○段」

 

電卓技能検定では、実際に履歴書に書いて評価されるのは”4級から”です。5級〜7級は初心者向けと言われており、電卓操作スキルをアピールしたいと考えている人であれば最低でも4級の取得をお勧めします。また、電卓を頻繁に使う職種のときは、2級以上を持っていると自信を持って履歴書に書くことができるでしょう。

 

どんな人に向いている?

金融業界で働く人や会計・経理などで日頃から計算を行う人にとっては、電卓技能検定は実用的な資格と言えます。

また電卓の扱いに慣れている人なら良い腕試しになるのではないでしょうか。もちろん、これからスキルアップを目指す人にもおすすめです。

さらには、税理士試験や公認会計士試験、簿記試験などに挑戦する人にとっては、電卓操作の能力を高めることが試験対策に有効となるでしょう。

 

電卓の検定まとめ

電卓の検定試験のメリットは電卓が必要な会計系、金融系などの電卓が必要な問題を解くときに時間短縮ができることです。仕事においても、電卓操作の技術が向上することによって、電卓を用いた計算が素早くできる能力は重宝されるでしょう。



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