日本酒のソムリエ唎酒師(利酒師ききさけし)の履歴書の書き方は?– 就職・就活(新卒/転職)で評価される?

はじめに

日本人にも馴染みの深い日本酒に資格があるのを知っていますか?訪日開国人が多い今、日本酒にも注目を浴びる機会が多くなっています。日本酒のソムリエとも呼ばれている「唎酒師」について調べてみました。

 

 

唎酒師とはとはどのような資格/試験?

唎酒師とは、NPO法人FBO(料飲専門家団体連合会)と、その下部団体であるSSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)が審査・認定・運営を行っている民間資格で、1991年から制立されています。

「飲み手においしく飲んでもらう」ことを目的とし、お酒全般の基礎知識やおもてなし、提供マナーや、スキルの向上とプロモーション活動を目指しています。

取得者が5万人に達するほど今人気の資格です。

唎酒師になるためには、おおまかには2通りの方法があります。

・課題提出コースは、eラーニングコースと、通信コースがあります。
・受験コースは、2日間集中コース、1日通学コース、オンデマンド受講コース

などさらに枝分かれして5通りの受験システムがあるので自分のライフスタイルによって選びやすい資格です。受験会場は東京と大阪のみなので、遠方に住んでいる人や、日中時間がとれない人にとっても受験しやすいシステムがあるのでチャレンジしやすいでしょう。

気になる合格率ですが、80〜90%と言われています。公式テキストを繰り返し勉強すれば合格できるレベルと言えるでしょう。

通学コースの場合、万が一不合格になってしまった時でも補講や試験サポートが充実しており、再度別日に受験することが出来るので一人で勉強するのに自信がない方や、同じ志の仲間を見つけたい方は通学コースがいいでしょう。合格率も高めになっています。

全コース共通事項として、本資格公認団体NPO法人FBOの入会することが必須となり、資格認定料(25,000円)と、入会金(19,000円)、年会費(15,900円)がかかります。

また、本資格公認団体NPO法人FBOに加入しないと唎酒師として認定登録されないので、唎酒師と名乗るとこができないので気をつけましょう。

さらに海外に向けた「国際唎酒師」もあり、現在は英語と中国語でも試験を行なっています。海外に在住している方や、海外で仕事している人によっても取得しやすいのが魅力です。

 

試験の履歴書の書き方は?

自分がどのような人物でどんなことに興味をもっているかを知ってもらうきっかけになるので是非資格の欄に記入しましょう。まったく関係のない業界に就職・転職を希望する場合には、趣味の欄に書くようにしましょう。

書き方記入例:20◯◯年1月 唎酒師 認定

※似たような名前の資格がある場合、団体名も記入するようにしましょう。

 

 

どんなメリットがありますか?

唎酒師の資格をとると、当然ですが、日本酒に詳しくなり、日本酒が好きで趣味で取得する方も仕事で取得する方も開発する楽しみが増え、同じ趣味の仲間に会う機会が多くなり世界を広げることができるでしょう。
また、唎酒師は、日本酒の種類や特徴を覚えるだけではなく、お酒全体の提供の仕方や、マナーも覚えることができることも大きなメリットでしょう。
飲食店だけではなくセミナーの講師やインフルエンサーにとっても、資格があることが有利に働きます。

さらに、普段は会社員として働いている方でも、週日本酒イベントがある時には唎酒師として日本酒の良さを広げる活動にも出ることが可能です。

 

他に似ている資格

他に似ている資格として、
・J.S.A SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)焼酎唎酒師
・ワインコーディネーターソムリエ
・酒匠
・FBO公認講師
・日本酒学講師
・日本酒検定
・SAKE DIPLOMA
・酒造技能士

 

まとめ

唎酒師は、お酒の種類だけではなく、マナーや提供のプロフェッショナルも学べる奥の深い資格でした。

日本酒に興味がある方、これをきっかけに取得してみてはいかがでしょうか。

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