PAH(Professional Adviser of Herb)の履歴書の書き方は?– 就職・就活(新卒/転職)で評価される?
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はじめに
カモミールやラベンダー、ペパーミントといったハーブは、飲み物やフレグランスとして私たちの生活に身近な存在です。しかし、実際には世界中に数千種類以上のハーブが存在し、それぞれ異なる香りや効果を持っています。
ハーブはストレスの緩和やリラックス効果、快眠のサポートなど、心身の健康維持に役立つものが多く、昔から薬草としても利用されてきました。一方で、種類によっては過剰に摂取すると体調を崩したり、特定のハーブ同士の組み合わせが体に悪影響を及ぼしたりすることもあるため、正しい知識を身につけることが大切です。
そんなハーブについて体系的に学び、正しく活用するための資格があることをご存知でしょうか?ハーブの知識を深め、より安心して暮らしに取り入れるために、どのような資格があるのか調べてみました。
PAH(Professional Adviser of Herb)とはどのような試験?
PAH(Professional Adviser of Herb)は、ハーブを安全に活用し、正しい知識と使い方を家族や周囲の人に適切にアドバイスできることを証明する資格です。NPO法人日本ハーブ振興協会が認定しており、「ハーブプロフェッショナル」とも呼ばれることがあります。アドバイザーとしての役割を担えることから、近年注目を集めている資格の一つです。
PAH資格を取得すると、さらに上級資格であるPIH(Professional Instructor of Herb/プロフェッショナル・インストラクター・オブ・ハーブ)に挑戦することができます。PIHは、ハーブに関する専門的な知識をより深く学び、指導者として活動するための資格です。
気になる合格率についてですが、公式HPには具体的な数値は記載されていません。しかし、ハーブ関連の資格の中では比較的取得しやすいとされており、初心者にもおすすめです。独学でも受験可能ですが、より効率的に学ぶためには、日本ハーブ振興協会が推奨する講座を受講するのが良いでしょう。
PAH資格の履歴書の書き方は?
もちろん、履歴書に記入することが可能です。
この資格を取得したからといって、すぐに就職が保証されるわけではありませんが、ハーブやオーガニック関連の店舗、リラクゼーション業界、アロマテラピー関連の仕事などでは、知識を持っていることがアピールポイントになります。そのため、関連業界での就職や転職を考えている方にとっては、有利になる資格の一つといえるでしょう。
履歴書の資格欄に記入する際には、以下のように資格名と主催団体を明記するのが望ましいです。
記入例
20◯◯年◯◯月◯◯日 特定非営利活動法人日本ハーブ振興協会主催 PAH(Professional Adviser of Herb)認定
また、あまり知られていない資格や似た名称の資格がある場合は、主催している団体名を併記すると、より明確になります。
PAH資格を取得することで、ハーブに関する知識を持っていることを証明できるため、履歴書にしっかり記載して活かしましょう。
PAH資格のメリット、持つと有利な業界・職種はある?
PAH資格を取得することで、さまざまなメリットがあります。
① ハーブの知識が身につく
ハーブの効能や使用方法を学ぶことで、日常生活の中で健康維持や体調管理に役立てることができます。例えば、「少し寒気がする」「体調が優れない」といった時に、すぐに薬に頼るのではなく、その時の体の状態に合ったハーブを選び、自然の力で免疫力を高め、体をいたわることが可能になります。
② 周りの人にもアドバイスができる
自分だけでなく、家族や友人の体調や気分に合わせたハーブを提案できるようになります。例えば、ストレスを抱えている友人にはリラックス効果のあるラベンダーを、冷え性の家族には血行を促進するジンジャーをおすすめするなど、適切なアドバイスができるようになり、感謝される機会も増えるでしょう。
③ 仕事やビジネスに活かせる
ハーブの知識を活かして、エステサロンやリラクゼーションサロンの施術にハーブを取り入れることが可能です。例えば、ハーブティーの提供やハーブを使ったトリートメントを導入することで、施術の幅が広がり、顧客満足度の向上にもつながります。
また、ハーブやオーガニック関連の商品を取り扱う店舗では、PAHの資格が知識の証明となり、より専門的なアドバイスができるスタッフとして信頼を得ることができます。
このように、日常生活から仕事まで幅広く活かせる資格なので、ハーブに興味がある方にはぜひおすすめです。