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システムエンジニアとしてプロジェクトに参加している方であれば、いずれはプロジェクトマネージャとして働きたいなどとキャリアアップを考えている方が多いと思います。

そこで、プロジェクトマネージャを目指すあるいは任された人ための「プロジェクトマネージャ試験」という資格があるのはご存じですか。

IPAの情報処理試験の高度試験のうちの1つであり、難易度は高いですが取得メリットの多い資格でもあります。そんなプロジェクトマネージャ試験に独学で合格することは可能なのでしょうか。

本記事では、プロジェクトマネージャ試験を合格するためにおすすめの参考書や問題集について徹底的に解説していきます。

プロジェクトマネージャ試験の対策ポイント

PMともいわれているプロジェクトマネージャ試験は、プロジェクト全体をまとめて成功に導くとともにプロジェクトメンバを成長させるマネージャにとって最適の資格です。

PMは、プロジェクトの最高責任者のことを指します。組織戦略やシステム全般の基本的な知識を理解していること、プロジェクトの計画を作成しスケジュールや予算等をマネジメントできることが前提とされています。

プロジェクトマネージャ試験の試験概要は、以下の表の通りです。

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 論述式
出題数/解答数 30問/30問 25問/25問 3問/2問 2問/1問

プロジェクトマネージャ試験は、午前Ⅰ・Ⅱと午後Ⅰ・Ⅱの4部構成となっています。
合格基準は、午前Ⅰ・Ⅱと午後Ⅰ試験は100点満点中60点以上です。午後Ⅱに関しては、A~Dの4ランクのうちのAランクで合格となります。

合格率は、例年15%程度とかなり難易度の高い試験であることが分かります。必要な勉強時間の目安は、最低でも50時間ほどと言われています。大体2~3か月もあれば十分な対策をすることができる分量となっています。

それでは、4つの試験それぞれの攻略ポイントについて簡単に解説していきます。

午前ⅠとⅡは、過去問演習を繰り返すことで対策をしましょう。午前Ⅰは応用情報技術者試験と同様広く浅い知識が必要です。幅広い範囲の知識を学習する必要があるため、基本はしっかりとおさえておきましょう。午前Ⅱについては、午前Ⅰよりもマネジメント系の問題が多く出題されます。難易度はそこまで高くはないので、Ⅰと同様に過去問を繰り返し解いていきましょう。

次に午後ⅠとⅡですが、こちらは知識を身に付けただけでは合格基準に達することは難しいです。午後はどちらも記述式であるため、時間内に問題文の趣旨を読み取って、求められている解答を作成するスキルが必要となります。論文力や国語力などあまり自信のない方は、午後に特化した対策本の利用がおすすめです。

プロジェクトマネージャ試験のおすすめ書籍

それでは、プロジェクトマネージャ試験を勉強する上でおすすめのテキスト・問題集を8冊ご紹介します。

【全体】

1.プロジェクトマネージャ合格教本

こちらの書籍では、午前Ⅱと午後Ⅰ・Ⅱを体系的に学ぶことができ、これ1冊で十分な対策をすることができます。出題ポイントや論文メソッドの基本を効率よく固めることができます。さらに午前Ⅱだけでなく午前Ⅰは付属のアプリ「DEKIDAS-WEB」で学習することが可能です。

金子 則彦 (著)
出版社 ‏ : ‎ 技術評論社、出典:出版社HP

2.ALL IN ONE パーフェクトマスター プロジェクトマネージャ

こちらの書籍では、先ほどと同様に午前Ⅱ・午後Ⅰ・Ⅱの3つの全ての試験範囲を対策することのできるテキスト&問題集です。新重点分野である「セキュリティ」の範囲に関してもしっかりとフォローされています。豊富な図表説明が非常に分かりやすく、内容が充実した1冊です。

TAC情報処理講座 (著)
出版社 ‏ : ‎ TAC出版、出典:出版社HP

3.[秀和システム] ポケットスタディ プロジェクトマネージャ

こちらの書籍では、プロジェクトマネージャ試験の過去問を徹底分析されており、効率よく合格に必要なノウハウを習得することができます。要点がコンパクトにまとめられています。要点だけでなく、解答パターンを学ぶことができます。午後試験に使える論文の対策に関してもサポートされています。

具志堅融 (著), 葛西澄男 (著)
出版社 ‏ : ‎ 秀和システム、出典:出版社HP

4.情報処理教科書 プロジェクトマネージャ

こちらの書籍では、基本知識だけでなく、合格に必要な解答テクニックまで学ぶことができます。要点や問題の詳細な解説はもちろん、学習方法やプランの作成の仕方など独自のノウハウが満載の1冊です。

ITのプロ46 (著), 三好 康之 (著)
出版社 ‏ : ‎ 翔泳社、出典:出版社HP

【午前対策】

5.ポケットスタディ 高度試験共通 午前1・2対応

こちらの書籍は、高度試験共通である午前試験の対策ができる攻略本です。問題の解き方や点の取り方が自然に身に付きます。効率よく午前範囲をサクッと対策することができる、コンパクトにまとまった有用な1冊です。実力の最終チェックとしても利用することができます。

村山 直紀 (著)
出版社 ‏ : ‎ 秀和システム、出典:出版社HP

【午後対策】

6.プロジェクトマネージャ合格論文の書き方事例集

こちらの書籍では、合格基準に達する論文を時間内に仕上げることのできるスキルを習得することができます。ただ書くだけではなく、問題文の趣旨に合うような論文が書けるようになります。過去問だけでなく、オリジナル問題も扱っているため、幅広く応用を利かせることができます。

岡山昌二 (著), 落合和雄 (著), 佐々木章二 (著), 長嶋仁 (著), 満川一彦 (著), 岡山 昌二 (監修)
出版社 ‏ : ‎ アイテック、出典:出版社HP

7.プロジェクトマネージャ 午後2 最速の論述対策

こちらの書籍では、午後Ⅱ試験に特化した対策をすることができます。論文設計の基本が身に付き、スラスラと合格論文をつくれるようになります。どのような状況設定の問題が出ても使えるような、汎用的なフレーズを習得することができます。

三好 隆宏 (著)
出版社 ‏ : ‎ TAC出版、出典:出版社HP

【問題集】

8.徹底解説プロジェクトマネージャ本試験問題

こちらの書籍では、試験対策の総仕上げとして利用することのできる問題集です。過去3期分が収録されているだけでなく、本番の冊子に近いので形式に慣れることができます。詳細な解答解説が収録されているところも魅力の1つです。

アイテックIT人材教育研究部 (著)
出版社 ‏ : ‎ アイテック、出典:出版社HP

以上が、プロジェクトマネージャ試験を独学する上でおすすめの書籍8選でした。

とりあえず午前を対策したい方は「⑤」、午後を重点的に対策したい方は「⑥⑦」、PMを1から学びたいという方は、「①②③④」がおすすめです。詳細な解答解説のついた問題集を使って過去問演習をしたいという方は「⑧」もおすすめです。

参考書1冊+問題集1冊で十分な方もいれば、現状のレベルによっては参考書1冊+午前・午後対策本それぞれ1冊+問題集1冊の組み合わせもおすすめです。

プロジェクトマネージャのおすすめ参考書のまとめ

いかがでしたか。以上が、プロジェクトマネージャ試験のおすすめ参考書・問題集についてでした。

勉強時間の目安は50時間とお伝えしましたが、100~200時間以上かかるという方もいらっしゃいます。受験をする場合には、早めの対策をとることが重要です。

受験をする予定の方は、ぜひこちらの記事でご紹介した書籍を参考にして、早速勉強を始めてみてはいかがでしょうか。