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情報処理試験の高度試験の1つに「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」という資格がありますが、そもそも「エンベデッドシステム」とは何のことかご存じですか。

エンベデッドシステム(embedded system)は、家電などの機器に組み込むシステムのことを指します。あらゆるモノとつながるIoTが進展する中で、このように組込みシステムを構築できる組込みエンジニアやIoTエンジニアが必要不可欠な存在となっています。

今回は、そんなエンベデッドシステムスペシャリスト試験を独学で合格を目指す上でおすすめのテキスト6選をご紹介してきます。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の対策ポイント

エンベデッドシステムスペシャリスト試験とは、IoTを含む組込みシステムの開発に関する知識やスキルが問われる試験です。IoT化に伴って、年々需要が高まっている資格となっています。就職や転職の際に有利に働く資格の1つです。

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 記述式
出題数/解答数 30問/30問 25問/25問 3問/2問 2問/1問

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の試験時間・出題形式・出題数は、上記の通りです。その他の高度試験と同様に、午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱの4つの試験に分かれています。

合格基準は、全ての試験において100満点中の60点以上となっています。受験資格は特になくどなたでも受験は可能ですが、試験開催日は年に1回となっています。

合格率は17%前後と、かなり難易度が高い試験であることが分かります。合格に必要な勉強時間は、150~200時間ほどであるといわれています。応用情報技術者試験の知識がない方は、追加で50時間ほどの勉強が必要となります。

それでは、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の試験ごとの対策ポイントについてみていきましょう。

午前Ⅰ・Ⅱの対策は、どちらも過去問演習に注力しましょう。

午前Ⅰは、応用情報レベルの知識が問われます。午前Ⅱは、応用情報に加えて、ハードウェアや組み込み領域に特化したような問題が多く出題されます。また、ネットワーク関係の内容も出題されますが、過去問からの出題が多いためⅠと同様に繰り返し過去問を解くことで対策していきましょう。

午後はどちらも記述式であるため、文章力と読解力が必要となります。午前とは違い、過去問と同じ問題は出題されませんが、問題形式に慣れることは重要です。午後に関しても過去問演習を繰り返して、近いテーマが出題されたら解けるようにしておくとよいでしょう。

午後Ⅰは午後Ⅱに比べれば問題量が少ないですが、時間設定が短めなのでしっかりと時間内に解き終えられるように練習をしておきましょう。

午後Ⅱは、ソフトウェア設計かハードウェア設計のどちらかを選択して、1問を2時間で解答します。問題の文章量が多いため、集中力を保ちながら読解していくことが重要です。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験のおすすめ参考書

それでは、エンベデッドシステムスペシャリスト試験のおすすめ参考書6選についてご紹介していきます。

1.情報処理教科書 エンベデッドシステムスペシャリスト

こちらの書籍では、午前Ⅱ・午後Ⅰ・Ⅱの試験対策をすることができます。エンベデッドシステムスペシャリスト試験において、出題傾向に合わせて重要な分野の技術について詳しく解説されています。午前Ⅱでは頻出のテーマの過去問が扱われているため、効率よく演習をすることができます。午後Ⅰ・Ⅱでは、午後ならではの解答テクニックを身に付けることができます。

牧 隆史 (著), 松原 敬二 (著)
出版社 ‏ : ‎ 翔泳社、出典:出版社HP

2.エンベデッドシステムスペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策

こちらの書籍も、午前Ⅱ・午後Ⅰ・Ⅱの試験対策をすることのできるテキストです。午前Ⅱ対策では演習を通じて、午後に繋がる専門知識を効率よくインプットしていくことができます。午後対策では、解答を導くための考え方から解説されているため、応用できる力が身に付きます。問題が豊富に扱われており、実践的な1冊となっています。

3.エンベデッドシステムスペシャリスト 午前 試験問題集 (合格精選500題)

こちらの書籍は、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の午前Ⅰ・Ⅱの対策ができる問題集となっています。「実務経験があって午後よりも午前が心配…」という方におすすめの1冊です。本書で問題数をこなしていくことで知識をアウトプットしていくことができるため、解答力を身に付けていくことができます。出題傾向に合わせて選定した問題が収録されているため、効率よく午前対策をすることができます。

東京電機大学編 (著)
出版社 ‏ : ‎ 東京電機大学出版局、出典:出版社HP

4.ALL IN ONE パーフェクトマスター 共通午前1

こちらの書籍は、情報処理技術者試験の高度試験共通の午前Ⅰ試験に特化したテキスト&問題集です。「知識編」と「問題編」で構成されており、知識が定着しやすくなっています。2つのサイクルで効率よく学習を進めていくため、短期間で合格に近づくことができるおすすめの1冊です。

TAC情報処理講座 (著)
出版社 ‏ : ‎ TAC出版、出典:出版社HP

5.情報処理教科書 高度試験 午前I・II

こちらの書籍は、情報処理試験の高度試験共通の午前対策のできる精選問題集です。1冊で全高度試験の午前Ⅰ・Ⅱ両方の対策ができるため、他の高度試験の受験もお考えの方に非常におすすめです。さらに読者特典としてWebアプリが用意されており、500問を繰り返し解くことができます。応用情報技術者試験の午前対策にも活用することのできる、広い用途で使える1冊です。

松原 敬二 (著)
出版社 ‏ : ‎ 翔泳社、出典:出版社HP

6.徹底解説エンベデッドシステムスペシャリスト本試験問題 (本試験問題シリーズ)

こちらの書籍は、直近3期分の本試験問題と詳細な解答解説が収録された問題集です。正解選択肢だけでなく、間違いの選択肢に関してもなぜ違うのかといった理由まで確認できるため、体系的な知識を身に付けることができます。試験対策の総仕上げとしておすすめできる1冊となっています。

アイテックIT人材教育研究部 (著)
出版社 ‏ : ‎ アイテック、出典:出版社HP

参考書としておすすめできるのは「①②」です。①と②は午前Ⅱ・午後Ⅰ・Ⅱの対策本ですので、午前Ⅰ対策用に「③④⑤」との併用がおすすめです。

また、総仕上げとしては「⑥」が活用できるので、参考書1冊+午前対策本1冊+問題集1冊の組み合わせで勉強するのがおすすめです。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験のおすすめ書籍

いかがでしたか。本記事では、エンベデッドシステムスペシャリスト試験のおすすめ参考書6選について解説してきました。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の資格勉強を通じて、複雑なエンベッドシステムを体系的に学ぶことができます。就職・転職で有利になるだけでなく、幅広い分野で活躍できるという将来性の高い資格でもあります。

基本・応用情報技術者資格を取得し終えて、どの高度試験を受験するかお悩みの方はぜひエンベデッドシステムスペシャリスト試験の受験検討されてみてはいかがでしょうか。