最近ではIoTの重要性が認知されてきており、IT企業の社員意外にもIoTに関する知識を身につけたいと考え、IoT検定に興味を持つ人が多くなりました。
そのような人が考えるのは、少し興味を持ったくらいで取得を目指しても良い試験なのか、難易度はどのくらいなのか、ということだと思います。

そこで、本記事では、IoT検定の難易度について詳しく解説していきます。

IoT検定とは、IoTに関する知識とスキルを評価する2016年度に新設された新しい資格試験です。現在実施されている試験はユーザー試験、レベル1試験です。レベル2、レベル3は開発中でリリース時期は未定です。

IoTに関するプロフェッショナルを目指す人はレベル1を目指して学習していますが、その他の人はユーザー試験で十分IoTに関する知識をつけることができます。

試験の級の違いについて

IoT検定の試験の違いについての概要は以下の表のとおりです。

ユーザー試験 レベル1
受験料 8,800円 11,000円
受験資格 なし なし
試験形態 CBT

三肢択一

CBT

四肢択一

試験時間 40分 60分
問題数 48問 70問
出題範囲 ・戦略とマネジメント

・産業システムと標準化

・法律

・ネットワーク

・IoTデバイス

・IoTプラットフォーム

・データ分析

・セキュリティ

レベル2とレベル3の試験も準備されていますが、まだ実施はされていません。

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出典:出版社HP

各級別の合格率

レベル1試験の合格率については、公式では発表されていません。
また、ユーザー試験はグレード制になっており、正答率86〜100%がグレードA、正答率76〜85%がグレードB、正答率66〜75%がグレードC、それ以外はグレードなしです。ユーザー試験のグレードを獲得できた人の割合も公表されていません。

合格率が非公開のため、試験の出題内容等から難易度を予想していきましょう。

各級別の難易度

まず、IoT検定のより詳しい出題内容を見ていきましょう。

戦略とマネジメント ・企画推進・戦略立案のための基礎知識

・プロジェクトマネジメントに関する知識

・人材育成と企業間連携に関する知識

産業システムと標準化 ・産業システム・スマート製品に関する知識

・世界各国におけるIoT推進プロジェクトに関する知識

・IoT関連の標準化に関する知識

法律 ・通信関連の法律に関する知識

・製品の製造および使用に関連する法律に関する知識

・オープンソースのライセンスおよび知的財産に関する知識

ネットワーク ・データ送信プロトコルに関する知識

・WAN(広域エリアネットワーク)に関する知識

・LANおよびPAN(Personal Area Network)に関する知識

IoTデバイス ・小型制御装置に関する知識

・電子工学に関する知識

・センサ技術に関する知識

・IoTにおけるスマートフォン活用に関する知識

IoTプラットフォーム ・クラウド環境利用に関する知識

・分散処理システム利用に関する知識

データ分析 ・データベースに関する知識

・機械学習および人工知能に関する知識

セキュリティ ・暗号化に関する知識

・攻撃対策に関する知識

・認証技術に関する知識

・システムの監視・運用に関する知識

どちらの試験も同じような出題範囲です。この出題範囲を見ると、通信関係の法律などからIoTデバイスそのものやセキュリティまで幅広く出題されていることがわかります。出題範囲が多く難易度が高いように感じます。しかし、公式ホームページには、「レベル1試験はエンジニアだけでなく、IoTに関わる全ての人が共通でもっていて欲しいIoTの基本的な知識を設問としています」とあるため、それほど難しい試験ではないと考えられます。
また、ユーザー試験はレベル1試験よりも選択肢の数、問題数、試験時間のすべてが少ないので、それより簡単な試験になっているでしょう。

このことから、ユーザー試験は「やや易」レベル、レベル1試験は「普通」レベルであると予測できます。

IoT検定の難易度のまとめ

いかがでしたでしょうか。ここでは、IoT検定の難易度についてご紹介していきました。

どちらもそれほど難易度の高い試験ではないので、ぜひ取得を目指してはいかがでしょうか。

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出典:出版社HP