放射線取扱主任者は就職に役に立つ?実際の仕事内容やあわせて取得するのにおすすめの資格まで!
放射線を取り扱う事業所での設置が義務づけられている放射線取扱主任者ですが、同名の資格を取得していることが選任されるための必須条件となります。この免状を取得するには、資格試験に合格後、講習も受講する必要があり、なかなか取得が大変な資格であるといえます。受験を迷っている方の中には、取得することによりどんなメリットがあるか知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、放射線取扱主任者のメリットを、就職という面から詳しく見ていきたいと思います。
放射線取扱主任者の仕事内容は?
放射線取扱主任者は、放射線を発生させる装置や放射性物質が安全に利用できているかどうかを監督することが主な業務内容となります。放射線は利便性が高いですが、取り扱いを誤ると人体に悪影響を与えてしまう面もあります。万が一施設外に漏れてしまうと大問題なので、そのようなことがないように保安業務を行います。主な勤務先としては、放射線発生装置や放射性物質を使用している事業所、病院、研究所などが挙げられます。
放射線取扱主任者の就職に対するメリットは?
結論から言うと、放射線取扱主任者は就職の際にアピールとして使える資格です。理由としては、取得難易度がそれなりに高く、学生で取得している人も少ないためです。医療機器メーカーや製薬会社などでは、その分野への興味があることのアピール材料となるでしょう。ただし、第3種は講習の受講のみで取得できるため、第1種または第2種が望ましいです。第2種以上であれば、講習に参加していなくても試験に合格しているだけで知識の証明となるため、就職活動の際に有利に働くこともあります。講習は費用がかなり高いので、試験のみ合格しておき、業務上で必要となった時に経費で受講するというパターンも多いです。
就職以外のメリットでは、資格手当ての支給などが挙げられます。放射線取扱主任者は資格手当ての対象となっている企業も多いため、就職の際にアピールとなるだけでなく、入社後もメリットのある資格であると言えます。
他に取得するならどんな資格?
他に取得するとすれば、診療放射線技師がおすすめです。診療放射線技師は、病院においてレントゲン、CT、MRIなど、画像検査全般を行う職種です。放射線取扱主任者だけでは患者に対する検査などは行えませんが、併せて診療放射線技師を取得することで、放射線治療などにあたることができ業務の幅が広がります。
放射線取扱主任者の就職についてのまとめ
今回は、放射線取扱主任者の就職に対するメリットについてまとめてきました。
放射線取扱主任者は、試験に加えて講習の受講も必須な取得にコストがかかる資格が、取得することで就職の際にアピールポイントとして活用することが可能です。試験に合格しているだけでも知識の証明となりますので、この機会にぜひ受験を検討してみてはいかがでしょうか。