商品装飾展示技能検定に合格するためのおすすめ勉強法とは?独学でも合格できるのか?
商品装飾展示技能検定は、ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の観点から売り場づくりができる能力があることを公証する資格です。
今回は、商品装飾展示技能検定合格のための勉強法について詳しく見ていきたいと思います。
商品装飾展示技能検定について
商品装飾展示技能検定とは、売り場をビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の観点からつくるための知識、技術を持っていることを公証するための資格試験です。
VMDと言われても聞き馴染みがないかもしれませんが、簡単に言うと視覚的に販促効果のある売り場をつくることです。
売り場において商品がビジュアル的に美しく配置されていることは大切ですが、それだけで販促効果が上がるとは限りません。
適当な商品を適当なタイミング、量で配置することも非常に大切です。適切な販売計画を立てるためには幅広い知識が必要とされるため、試験内容もVMDに関することはもちろん、ライフスタイルや材料、安全衛生など多岐に渡ります。
本資格は、厚生労働省認定の国家資格となっています。理論的な売り場づくりを学びたい方や、販売員を目指している学生にもおすすめの資格です。
商品装飾展示技能検定の試験概要
商品装飾展示技能検定は、レベル別に1〜3級に分かれていて、どの級も筆記試験と実技試験から構成されています。
筆記試験の特徴として、試験範囲が広いことがあります。
公式サイトによると、その内容は、「マーチャンダイズプレゼンテーションのデザイン、商品特性に基づくさまざまなプレゼンテーション手法(フォーミング・ピニング・テグスワーク・ハンギングなど)に関する技能・知識と、併せて、ビジュアルマーチャンダイジング、デザイン、商業施設、ライフスタイル、什器・器具、照明、色彩、材料、関係法規、安全衛生などに関する知識を含む」となっていて、幅広い分野から出題されていることがわかります。
出題範囲については全ての級で共通です。筆記試験の出題形式は、3級が○×問題のみ、2級と1級は○×問題と多肢選択式の問題で出題されます。
実技試験は、主にプレゼンテーションとなります。3級は、「商品特性に基づくさまざまなプレゼンテーション手法(フォーミング・ピニング・テグスワーク・ハンギング等)に関する基礎的な技能・知識を対象とし、2級に含まれている商品プレゼンテーションのデザインなどは含まれていないレベル」、2級は、「商品プレゼンテーションのデザインを含むが、イメージスケッチ(一点透視図)などの作成が含まれない中級技能者のレベル」となっています。
1級のみ課題がイメージスケッチの作成と、それを使ったプレゼンテーションの2つに分かれていて、レベルとしては「ビジュアルプレゼンテーションのデザイン、イメージスケッチ(一点透視図)などの作成が含まれた高度技術者のレベル」と定義されています。ご自身の受験する級に合った対策を行ってください。
商品装飾展示技能検定の難易度
商品装飾展示技能検定の難易度は、検定試験の中では比較的易しい部類に入ります。合格率などの詳しい情報の公開はされていませんが、一般的な資格試験と比較したときに、3級はとても易しい、2級は易しい、1級は普通レベルに分類されるとされています。筆記試験の出題範囲は広いですが、どの級でも全ての問題が選択式で出題されるため、得点しやすくなっています。
商品装飾展示技能検定の勉強方法
商品装飾展示技能検定の勉強方法としては、独学が主流となっています。対策講座を開講しているところもありますが、比較的難易度の低い試験ですので、独学でも合格が十分可能です。
独学で勉強する際に使用するテキストとしては、学科編と実技編に分かれたガイドブックと用語集が日本ビジュアルマーチャンダイジング協会から公式テキストとして出版されています。他の出版社から参考書の類はほとんど出版されていないので、公式テキストを使って勉強するのがいいでしょう。
商品装飾展示技能検定の筆記試験は範囲が広いですが、試験内容は全ての級で共通となっています。3級のうちからしっかりと計画を立てて学習を進めておけば、1級レベルでも合格は難しくないでしょう。
商品装飾展示技能検定の勉強方法のまとめ
今回は、商品装飾展示技能検定の勉強方法についてまとめてきました。
商品装飾展示技能検定はで、試験範囲は広くなっていますが、試験自体の難易度は比較的易しいと言えるので、しっかりと計画的に学習を進めれば合格も難しくないと思います。取得を目指して頑張ってください。