商品装飾展示技能検定の難易度はどれくらい?試験形式、試験内容もあわせてチェック!

商品装飾技能検定は、ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の観点から売り場づくりを担う人のための資格です。

今回は、商品装飾展示技能検定の難易度について詳しく見ていきたいと思います。

 

商品装飾展示技能検定の試験形式

商品装飾展示技能検定は、レベル別に1〜3級に分かれていて、どの級も筆記試験と実技試験から構成されています。

本試験を受験の際には、受験資格に注意してください。一番易しい3級には受験資格はありませんが、2級以上になると受験資格が設けられます。2級の受験資格は、実務経験2年以上、または3級合格者となっています(学歴により実務経験が緩和される場合があります)。1級の受験資格は、7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験となっています(学歴により実務経験が緩和される場合があります)。3級を取得しておけば実務経験の受験資格が緩和されるため、2級以上の取得を目指している方でも、3級を取得することに十分メリットがあると思います。

筆記試験の形式も3級と2級以上で異なります。3級では○×式の問題のみですが、2級と1級では、○×式の問題に加えて多肢選択式の問題が出題されます。自分の受験する級に合わせて対策を行ってください。

ランキングも確認する
出典:出版社HP

商品装飾展示技能検定の試験内容

商品装飾展示技能検定は、その試験範囲の広さが特徴です。公式サイトによると、その内容は、「マーチャンダイズプレゼンテーションのデザイン、商品特性に基づくさまざまなプレゼンテーション手法(フォーミング・ピニング・テグスワーク・ハンギングなど)に関する技能・知識と、併せて、ビジュアルマーチャンダイジング、デザイン、商業施設、ライフスタイル、什器・器具、照明、色彩、材料、関係法規、安全衛生などに関する知識を含む」となっていて、幅広い分野から出題されていることがわかります。学科試験の出題範囲についてはどの級でも同じですので、3級の時点からしっかりと学習しておくことが大切です。

実技試験は、主にプレゼンテーションとなります。3級は、「商品特性に基づくさまざまなプレゼンテーション手法(フォーミング・ピニング・テグスワーク・ハンギング等)に関する基礎的な技能・知識を対象とし、2級に含まれている商品プレゼンテーションのデザインなどは含まれていないレベル」、2級は、「商品プレゼンテーションのデザインを含むが、イメージスケッチ(一点透視図)などの作成が含まれない中級技能者のレベル」となっています。1級のみ課題がイメージスケッチの作成と、それを用いたプレゼンテーションの2つに分かれていて、レベルとしては「ビジュアルプレゼンテーションのデザイン、イメージスケッチ(一点透視図)などの作成が含まれた高度技術者のレベル」と定義されています。ご自身の受験する級に合った内容の対策を行ってください。

商品装飾展示技能検定の難易度

商品装飾展示技能検定の難易度はどのくらいなのでしょうか。

本検定では、合格率などの詳しい情報の公開はされていませんが、一般的な資格試験と比較したとき、3級はとても易しい、2級は易しい、1級は普通に分類されるとされています。筆記試験の範囲は広いですが、どの級でも全て選択問題で出題されますので、得点はしやすくなっています。試験範囲がすべての級で共通ということもありますので、継続的に学習を進めていけば合格も難しくない試験であると言えるでしょう。

商品装飾展示技能検定の難易度のまとめ

今回は、商品装飾展示技能検定の難易度についてまとめてきました。

商品装飾展示技能検定は比較的易しい資格試験ですが、取得することでVMDに基づいて理論的に売り場をつくる力が養われます。既に販売員として従事している方も、希望している学生の方も、ぜひ取得を目指してみてはいかがでしょうか。

ランキングも確認する
出典:出版社HP

関連記事

関連記事