結局どれが一番いいの?終活に関わる代表的な4つの資格をまとめてみた【料金・取得方法・難易度・おすすめ度】
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「終活が気になっている」
「何か資格を取ってみようかな?」
そう思って検索をかけると、アドバイザー・カウンセラー・ライフコーディネーター…と様々な呼び名が出てきます。
具体的にどのような違いがあるのでしょうか?今日は、そんな終活に関わる資格を4つまとめて紹介していこうと思います。
前提条件として
・特に知識のない初心者が
・通信講座のみで
・自宅で試験を受けられる
ものをピックアップしてご紹介します。
終活に関する資格において共通すること
終活は今や「ビジネス」と言われるほど、需要も供給も増えました。
一昔前は「老後の過ごし方はこうするものだ!」「お葬式といえばこうするものだ!」という強い意識があったのに対し、現代は様々な人生の終え方を選ぶことができるようになったのです。
それに伴い、終活について一定の知識を持つ人を「資格者」として扱う流れも生まれたのです。
∟民間資格のみで、国家資格ではない
終活に関する資格は、全て民間資格となっています。
それぞれの資格ごとに管理する団体が異なるので、取得方法や受講料金にもムラがあります。
履歴書の資格欄に記入することができますが、それによって就職の可否や給与アップに直結することはありません。
∟活動するためには年会費が必要なものもある
今回紹介する資格の中には、年会費・入会金が必要なものもあります。
具体的には、資格者として名刺に肩書きを載せる場合やSNSのプロフィールに公表するなどしたい場合にお金を払います。
資格を取得した後にどのように扱うかによって、選ぶ基準も異なりますね。
∟独立するのは難しく、本業の補強や親族へのアドバイスが基本
民間資格であることと、年会費などの維持費がかかることから、これから紹介する資格のみで独立・開業をすることはかなり難しいでしょう。
元々このような資格は、金融関係や葬儀関係・法律や介護の専門家が仕事に奥行きを持たせ、安心感を持ってもらう目的で広がり始めたものでもあります。
手の届きやすい初心者向けの資格の場合は、近しい親族や友人たちの相談に乗ることができますが、それ以上の活動はなかなか難しくなります。
一部の資格とその講座では開業についてのアドバイスもあるようですが、ビジネスの予備知識なしに収入を得るところまで目指すのは少し無謀かもしれません。
①終活アドバイザー(ユーキャン)
NPO法人「ら・し・さ」が運営する終活アドバイザー協会による民間資格です。
ユーキャンからの受講で取得できます。
∟学ぶ内容が幅広く社会保険の知識が得られる
学習範囲は医療や介護に関わる社会保険をはじめ、相続やお墓などを含めたライフプランなど幅広いものになります。
他の資格に比べて社会保険制度についてしっかり学べるので、終活に限らず民間保険の見直しや利用する保険の申請などがスムーズに行えるようになります。
∟まとめられたテキストでシンプルに学習可能
終活アドバイザー講座にはDVDや映像の教材がありません。
シンプルにテキストのみで学習を進めていくので、学習量が一眼で分かり集中しやすくなります。
資格取得のための試験問題もテキストと同時に郵送されてくるため、講座の受講後に改めて試験の申し込みをして受講料を振り込む…という手間が省けています。
また、受講期間が4ヶ月(サポートは8ヶ月まで)と短めに区切られているので、間延びせずに短期集中で資格の取得を目指すことができます。
∟FPや社会福祉士なども視野に入れられる学習量
これは口コミで一部見受けられた感想です。
学習内容がFP3級や社会福祉士の内容とかぶっているところがある、というものです。
おそらく、社会保険制度についての解説の多さが理由でしょう。
そのため、終活アドバイザーの資格を取っておくことで生涯使える国家資格へのモチベーションにつながるかもしれません。
②終活ライフケアプランナー(キャリカレ)
一般財団法人日本能力開発推進協会による民間資格です。
キャリカレの受講で取得することができます。
∟終末期や死生観についてじっくり学べる
学習内容は老後のライフプランや死生観についてです。特に「終末期や死生観」についてはテキスト1冊分を使ってじっくり学びます。
終活を望む人には末期の病気を患っている人も多いため、そのような人たちとどのようにコミュニケーションをとっていくと良いかを学習できるのです。
∟テキストはイラストや図解多めで見やすい
終活ライフケアプランナーのテキストは全面カラー印刷で、イラストや図解が多く使われています。
また、添削課題を郵送で提出した場合には手書きのメッセージ付きで返信が返ってきます。
講座全体を通して、非常に温かみのある雰囲気の中で学習を進めることができるのが特徴ですね。
∟開業サポートもある
十歳に終活ライフケアプランナーとして、どのようにカウンセリングを進めれば良いか?
活動に必要な知識はどんなもの何か?まで学習することができます。
実際にプランナーとして仕事をしたとの口コミもあり、再現性のある開業サポートとなっているようです。
③終活カウンセラー
一般社団法人就活カウンセラー協会による民間資格です。
公式サイトから受講を申し込むことができます。
∟1日完結型!ZOOMでのリアルタイム授業もある
終活カウンセラーの講座は全国主要都市での通学・ZOOM・YouTubeでの通信講座から選ぶことができます。
勉強会と検定が一緒になっており、6時間みっちり学習します。
その分1日完結型なので資格としては最短で取得できるようになっています。
∟2級と1級がありステップアップが可能
2級では自分の終活、1級では他人の終活を進めていく形で実践的に学習します。
自分用で学習をしたいなら2級で費用も日数も最低限でOK。他人の終活の手伝いができるところまで成長したい!と思った時に1級を受講すればいいので、自分のペースでステップアップすることができます。
∟実践的な学びができる
学習はテキストだけでなく講義で講師が直接教えてくれる形式です。
そのため質疑応答を行なったり、○×問題に参加することで実践的に頭に入れていくことができます。
テキスト学習だけでは物足りない…という方には、最もおすすめの資格になります。
④終活ライフケアアドバイザー(ラーキャリ)
一般社団法人日本技能開発協会が認定する民間資格です。
通信講座のラーキャリで学習することができます。
∟LINEで質問できる気軽さが売り
一番の魅力は、わからないところをLINEで気軽に質問できるサポートの利用のしやすさです。公式ラインに質問を送ることで、サイトにログインしたり郵送を待つことなく返信が確認できます。
また、学習期間に期限がないためのんびりと学習を進めることも可能です。
∟試験のみの受講も可能
逆に、試験だけを受けることもできます。試験のみの場合は料金も11000円のみ、申し込みから最短で約3週間で資格が取得できます。
∟テキストの充実度や口コミは少なめ
ラーキャリは費用が安い分、教材の充実度が他の講座に比べて劣るところがあります。
終活ライフケアアドバイザーのテキストも白黒印刷で、厚さも薄めとなっています。
資格に優劣があるわけではありませんが、口コミの少なさもあり急いで資格を取ったとしても取得後の展望が描きにくい状態です。
まとめ – 結局どれが一番いいの?終活に関わる代表的な4つの資格をまとめてみた
以上が、完全初心者&完全在宅でも取得できる終活関係の資格になります。
終活の勉強は、今や誰もが「やらなければ」と思っているものですが、実際に挑戦している人はまだまだ少ない状態です。
これを機に終活に関わる資格を取って、自分の老後をスムーズにしたりや周りの終活をサポートできる立場を目指してみてはいかがでしょうか?
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